やあ。とてつもなくハンサムですばらしく頭脳明晰なウィリアムだ。知っているだろう?
アニヤの大親友で、最も優れた暗黒の戦士……と言いたいところだが、戦士たちの名誉会員みたいなものだな。
考えたんだが、おれが戦士たちを呼びつけて、痛烈な質問を浴びせてやったらおもしろく――というか、ためになるんじゃないかな。たとえば、どんな下着が好きか、みたいな質問さ。
そこでおれは、著名なジャーナリストがするみたいに、あいつらをひとりずつおれのオフィスに誘拐……招待して、貴重な答えを引き出してやったんだ。
やつら、決して協力的とは言えなかったが、おれは楽しんだよ。
警告するが、ときどき感傷的な話も出てくる。
おえっ! そんな話よりは、おれについて知りたいよな? おれは下着はつけない主義だ。
まあ、リラックスして、対談を楽しんでくれ。きみがおれの裸を想像しているのはわかってるよ、いけないお嬢さんたち。いつでも電話してくれ!
MIRA BOOKS〈オリンポスの咎人〉シリーズ各巻末ページより抜粋。
注:ウィリアムは第2作目『オリンポスの咎人 Ⅱ ルシアン』で初登場しています。お見逃しなく。

- ニックネームは?

- ない。

- おれが喜んでつけてやるよ。キャプテン・ケツ野郎ってのはどうだ?

- 帰るぞ。

- それなら、ビッグ・ベイビーか? まあいい。続けよう。おまえの星座は?

- なんだそれは?

- 次。おまえの武器は?

- 拳だ。戦いにおいてはそれがいちばん満足できる。

- おまえが女に求めるものは?

- 頭から爪先まで蜂蜜色をしていること。どこにいても、その場で交わされた過去の会話を聞きとることができること。アシュリン・ダロウという名前であること。

- 好きな食べものは?

- アシュリン。そして蜂蜜。ふたつを合わせれば、天国だ。

- 急に腹が減ってきたな!

- 彼女に近づいてみろ、おまえの喉をかき切ってやる。

- わかったよ、ビッグ・ベイビー。続けよう。これまでのところ、いちばん気に入っているのはどの場面だ?

- アシュリンが生き返ってくれたとき。

- では、いちばん気に入らないのは?

- アシュリンが死んだときだ。あのとき、ショウォルターはもう少しで頭を失うところだった。文字どおり、首からまっぷたつにな。

- 自分について話してくれ。

- いやだね。おれの見てくれなど関係ないだろう。

- いや、つまり、見てくれではなく、すべてという意味なんだが。だが、ルックスに関しても、そんなことは思っていないだろう。

- どういう意味だ?

- 別に。では……何か趣味は?

- 木を削り、おれの未来の子どもの部屋に置く家具を作ること、ロマンス小説を読むこと、寄りそうこと――ほかにもいろいろあるが――おれの生涯の恋人、アシュリン・ダロウとすることならすべて。

- 家事はするのか?

- 家の修繕を。

- 家事の分担で、いちばん嫌いなことは?

- ”暴力”がおれに破壊させたものを修理すること。

- 戦士たちのなかでいちばん優秀なのは?

- おれたちはみな等しく優れている。

- おまえの家が女たちに侵略されていることについてどう思う?

- これ以上の喜びはないね、アシュリンが傷つけられるようなことがない限りは。そして、おれの貢献についてはっきりさせたい。この状況を作りだした発端はおれだということを。

- 仮にハンターたちがパンドラの箱を見つけ、おまえを殺すとして、残された時間が二十四時間だとしたら、おまえはどうする?

- アシュリンの安全を守る手だてを見つける。

- 好きな下着の種類は?

- そんな質問には答えない。

- ウィリアムの考察:
ビッグ・ベイビーは頑固で、気持ち悪いほど恋人を守ることに執着している。少しくらい分けてくれてもいいんじゃないか? そして、気味が悪いほど謙虚だ。

- ニックネームは?

- 死神(グリム・リーパー)、闇の者(ダーク・ワン)、死の天使という意味のマラク・ハ=マヴェット、ヤマ、アズリール、マイリャ、それに影を歩く者(シャドウ・ウォーカー)、死の王(キング・オブ・ザ・デッド)。
そしてフラワーズ。これはアニヤだけが呼べる名だが。

- わかったよ。おれは“ローズ”と呼ぼう。

- やめてくれ。

- いや、そうする。ローズ、星座は?

- 第一に、おれの恋人はどうしておまえに耐えられるんだ?
第二に、おれに星座があるとは思わない。おれは生まれたというより創造されたし、その日にちはおろか、月さえもわからない。

- じゃあ“薔薇座”にしておくよ。武器は何を?

- むかつくやつめ。おれはナイフを好む。殺しはこの手で、至近距離からがいい。実演しようか?

- あとでな。女には何を求める、ローズ?

- おまえをまぬけ野郎と呼んでやろうか? アニヤがそうするように。
おれは誰も求めてなんかいなかった。だがたしかにアニヤという完璧な相手を見つけたよ。最高位に君臨する無秩序の女神だ。自分のためを思うなら、間違っても彼女を“二流の”女神などと呼ばないことだ。

- 好きな食べ物は、ローズ? もとい、“二流の”無秩序の女神の連れ?

- 殴られたいのか? アニヤが盗んで……いや、料理したものならなんでも好きだ。

- シリーズのなかでいちばん気に入っている場面は、ローズ?

- おまえには苛々させられる。

- OK、ローズ。

- さて、シリーズのなかでいちばん気に入っている場面は、ローズ?

- こんなことを言いたくないが、おれとアニヤが戦ったあとでベッドをともにし、彼女が……どれほどおれを好きか証明してくれたときはすばらしかった。

- もっと詳しく。

- 断る。紳士的ではない。

- 楽しいことはみんなそうだろう。

- 次の質問。さっさとしろ。

- いちばんきらいな場面は、“フラワーズ”?

- おまえなど、刺されてしまえ。もう一度な。
いちばんきらいな場面は、アニヤがおれを忘れてしまったときだ。心臓を二つに引き裂かれたようだった。

- 趣味は、フラワーズ? おれを苛つかせること以外で。

- 苛つかせるのはおまえのほうだろう!
まあいい。アニヤの面倒を見ることはフルタイムで働いているようなものだ。誰かが火消しの役割をしなくては。

- 家事の担当は、フラワーズ?

- 書類関係。事務だ。

- 家の役割分担でいちばんきらいなのは、フラワーズ?

- マドックスの呪いが解かれる以前、毎晩あいつを地獄へ連れていったことだ。

- 自分について話してくれ。おまえさえよければ、おれがしてやってもいいが。

- それにはおよばない。おれは醜く、冷たく、強情(ハード)だ。

- おれなら、“うっとうしい”も加えるな。

- (部屋に入ってくる)
自分のことを醜いって言うことについて、わたしが言ったことを忘れたの、フラワーズ? お仕置きね、ビッグ・ボーイ。ママはお情けはしないわよ。でも、“ハード”ってとこだけは、ボーナス・ポイントをあげるわ。

- おまえたちの家が女に占拠されていることについてどう思う、フラワーズ?

- わたしの恋人に対する残りの質問は、代わりに答えさせてもらっていいかしら。ルシアンは今……取り込み中なの。女性ホルモン(エストロゲン)の侵略についてどう思うかですって? 彼、とっても気に入ってるわ。ちょっと、もしまたルシアンのことを“フラワーズ”って呼んだら、あなたの大事な本からもう一ページ破ってやるわよ。

- いい加減にしてくれよ。戦士たちのなかでいちばんタフなのは誰だと思う?

- フラワーズ。

- きみのインタビューじゃないんだぞ。消えてくれ。

- ほら、また一ページ。

- いやな女だ。
もし、ハンターたちがパンドラの箱を見つけ出して、おまえを殺すまでに二十四時間しかないとしたら、残りの時間はどうする?

- 引っかけ問題ね。彼を殺すまぬけなんていないわ。だってその瞬間、そいつはわたしの報復を受けるんですもの。

- 誰かアニヤの尻をひっぱたいてくれ。おもいっきりな!

- ニックネームは?

- 痛い奴。

- 星座は?

- ダニカは乙女座だが。

- 武器は何を?

- 刃物だ。だが仕事には愛用の銃シグ・ザウエルを使うことで知られてるよ。

- 女に求めるものは?

- おれはダニカという天使(エンジェル)を見つけた。彼女がおれの求めるすべてだ。

- ほんとうか? それはおかしいな。男は多くの女の子を求めるものだろう? 一人の女の子だけがそんなに大切になることなんてないはずだ。

- かわいそうな奴だな。

- かわいそうなのは、おれじゃなくておまえだろう!

- なんでそんなにむきになってるんだ?

- もういい、次に行こう。好きな服装は?

- まず、おまえは“女”ではなく“女の子”と言った。なぜだろう? 誰か気にかけている女の子がいるんじゃないのか? それは置いておいて、服は服だ。とくに好みなんかない。

- 地獄に堕ちろ。おれは誰のことも気にかけてなどいないし、それを誇りに思っているよ!

- シリーズのなかで、今のところ気に入っている場面は?

- ダニカが初めておれを信頼し、受け入れた目で見てくれたときだ。いまだに胸が震える。

- 言っておくが、“女の子”と言ったのは口が滑っただけだからな。じゃあ、シリーズのなかでいちばん気に入らない場面は?

- マドックスを殺さなければならなかった毎晩だ。

- ほんとうか? おれだったら、いちばん好きな場面だな。まあいいとして、趣味は?

- どうしてもきかなきゃならないのか? そうか、それならかまわない。自分を切り刻むことだ。模様まで描きはじめたよ。ハート形とかな。

- 堂々と認めるじゃないか。(冷笑) 家事の担当は?

- 武器の補充だ。

- 家の役割分担でいちばんきらいなのは?

- アーロンがおれの血で汚れた家具を掃除させることだ。掃除はあいつの担当だろう?

- おまえがメイドのコスチュームを着たら、絶対似合うよ。じゃあ、自分について説明してくれ。

- 永遠に思えるときのなかで、初めて幸福を感じているよ。

- おまえにふさわしくないけどな。おい、本当におれはとくに理由があって“女の子”なんて言ったわけじゃないんだからな。じゃあ、おまえたちの家が女に侵略されていることについてはどう思う?

- おれにはダニカさえいれば、ほかの誰が家にいようがかまわない。

- いちばん賢い戦士は?

- おれだろう。永遠をともにする相手として、おれが選んだ女性を見てみろよ。

- おまえがいちばんまぬけだと思うけどな! まじめな話、“女の子”っていうのは、ベッドをともにする年齢に達していれば誰でもという意味で言ったんだ。じゃあ、もしハンターたちがパンドラの箱を見つけておまえたちを殺すとして、それまでに残された時間が二十四時間だとしたら、どうする?

- たとえ死でさえも、おれをエンジェルから引き離すことはできない。そんな運命は変えてみせる。何度でも。

- おまえ、どんな下着をつけている?

- ……。

- あのろくでなし、おれに中指を立てて出ていった。

- ウィリアムの考察:
おれと、おれの言い間違いについてのレイエスの意見はばかげているし、事実無根だ!

- ニックネームは?

- サビンちゃん。(訳注:こう呼んだのはアニヤ)

- 星座は?

- 牡羊座。

- どうして?

- 独立心に富み勇敢だからだ。

- それに気が短くてキレやすい。

- おまえが何を言おうと返事は“黙れ”だ。

- やっぱり図星だったな。で、女に求めるものは?

- まずホットであること。凶暴な素顔を隠していること。髪は当然赤毛だ。そしておれの両手を満たすだけの胸。ああ、それからその胸の先端はピンク色で硬くなっていて、常におれの唇を待ち受けていること。脚のほうはもちろん――

- (出ていってくれと頼んだんだが、インタビューに同席するという固い決意は揺らがなかった)
サビンのかわりにあやまるわ。これ以降の質問はわたしが答えます。

- 好みの体位は?

- パス!

- 女ってつまんないな。好きな食べ物は?

- チーズスナック。サビンのせいでわたしまで中毒になったぐらい。

- 好きな服装は? 答えは“裸”がいいね。で、実際にやってみせてくれるとありがたい。

- いやらしいことを言わないで! サビンは変な柄のTシャツが好きなの。もともと変わっているのよ。

- 武器を選ぶなら?

- わたし。でも相手を倒せる武器ならなんでも好きみたい。

- シリーズ中で気に入っている場面は?

- 答えるまでもないわね。サビンとわたしが出会った場面。

- 気に入らない場面は?

- ちょっとだけインタビューをこっちに戻してもらって答えたい。気に入らないのはガレンが逃げた場面だ。グウェン、悪いな!

- 趣味は?

- あやまることなんてないのよ。それから質問の答えだけれど、サビンの趣味はわたしをしあわせにすること。

- 家事の担当は?

- それ冗談でしょう? サビンは自分の部屋の掃除もできないのよ。

- 家の役割分担でいちばんきらいなのは?

- 何ひとつしないのに、いちばんきらいも何もないわ。

- おいおい、きみを買い物に連れていくのは誰だ? 結婚式の計画を手伝ってるのは? きみが自制心を失ったとき、何千回となく落ち着かせたのは誰だった?

- “自制心を失う”というのは“日に日にやさしくなる”という意味よ。

- おれは“結婚前によくあるわがまま病”だと思うけどね。おっと、話がそれた。自分のことを話してくれ。

- 感受性豊かでチャーミングで思いやり深い。サビンがわたしを怒らせたときは別よ。

- 嘘もいいところだ! おれが最高の男だっていうのはグウェンも知ってるはずだ。おれが怒らせたときは別だって? おいおい、何を企んでるんだ?

- 自宅が女どもに侵略されてることをどう思う?

- サビンはもちろん気に入ってるわ! わたしのいない人生なんて想像できないんですって。

- いちばんタフでたくましくて頭が切れて魅力たっぷりの戦士は誰だと思う?

- わたしね。正確にいうと戦士じゃないけれど、わたしはサビンの好みのすべてを体現しているの。

- ハンターがパンドラの箱を見つけておまえを殺すまで二十四時間しかないとする。残された時間で何をする?

- (口をそろ揃えて):敵を殺す。一人残らず。

- 好みの下着は?

- サビンの下着はわたしの姉たちに全部盗まれたわ。

- 武器もだ。それから現金も、それに――

- それはともかく、サビンの好みはブリーフよ。

- おれは絶対に結婚なんかしない。

- ニックネームは?

- 昔は“翼”と呼ばれていた。もっともこう呼んだのは仲間だけだ。人間には“死の前兆”と呼ばれた。

- 星座(ゾディアック・サイン)は?

- サイン?サインなんかないぞ。おれは手ぶらだ。

- 自分の無知が恥ずかしくないのか? おれのほうが恥ずかしいね。

- なんの話だ?

- 気にするな。武器を選ぶなら?

- 体に縛りつけられるものならなんでも。

- 女に求めるものは?

- 女など求めていない。か弱すぎて相手にする気にもならない。

- 無知とはこのことだな。好きな食べ物は?

- 栄養があればなんだろうとかまわない。

- 好きな服装は?

- 翼を広げたときに簡単に破けるシャツならなんでもいい。

- これまでのシリーズ中で気に入っている場面は?

- ひとつもない。拷問に次ぐ拷問、苦痛に次ぐ苦痛。いつになったら終わるんだ?

- 不健全きわまりないな。いちばん気に入らない場面は?

- わざわざ言わなきゃいけないとは驚きだ。流血の呪いが降りかかった場面だ。

- 趣味は?

- 悪事を犯した者を罰すること。

- 家事の担当は?

- 掃除。

- 家の役割分担でいちばん嫌いなのは?

- 同じだ。

- たまにはくわしく説明してくれてもいいんだぜ。自分のことを話してくれ。

- ぴりぴりしている。いまいましいほどいつもね。どうだ、これでくわしい説明になっただろう?

- さっさと終わらせようか。おまえは退屈でしょうがない。自宅が女どもに侵略されてることをどう思う?

- 兄弟たちがしあわせなのはいいと思う。だが別の方法でしあわせになってほしいと思ってるかときかれれば、答えはイエスだ。

- 最強の戦士は誰だと思う?

- パリスだ。パリスはおれのためにすべてをあきらめた。自己犠牲ほど力を必要とするものはない……。おれは今でも謙虚な気持ちになるよ。

- ハンターがパンドラの箱を見つけておまえを殺すまで二十四時間しかないとする。残された時間で何をする?

- ハンターのせいでそんな状況に追いこまれることはおれが許さない。死は人間に訪れるものだ。

- 好みの下着は?

- 本当に下着のことなんかききたいのか? ばかばかしい。今、この瞬間にもドアの外にハンターがいるかもしれないっていうのに、緊急事態で助けを求めてるみたいにおれを呼び出して、そのあげく……。
- ウィリアムの考察:
アーロンはこのあと一時間もくどくど文句を言い続けた。おれは席を立たざるを得なかった。とにかく終わってほっとした。
※編集部注:このインタビューはアーロンがオリヴィアに出会う前に収録されたものです。
※神に呪いをかけられたために、ギデオンは嘘しか話すことができない。

- ニックネームは?

- “嘘”じゃない。

- 驚きだな。星座(ゾディアック・サイン)は?

- 山羊座。

- ってことはトリンみたいに蟹座ってことか。武器は何を?

- 手に入る武器はどれも気に入らない。

- そうは聞いてないけどな。両手も生えてきてるんだろ?

- (中指を立てる)

- へぇ、何本かの指は完全に再生しているじゃないか。わざわざ見せてくれてありがとな。じゃあ、女に求めるものは?

- おれは安定志向だから、ブスで愚かで甘えたがる女がいい。

- ずいぶん心が広いやつだな。

- (中指を立てる)

- 望むところだ。好きな食べ物は?

- 魚。寿司が出されたらすぐに平らげる。

- 好きな服装は?

- フリルやリボンがついたドレス。

- 着てみせてくれよ!

- (中指を立てる)

- これまでのシリーズの中でいちばん気に入ってる場面は?

- そうだな、ちょっと考えさせてくれ。両腕を切断されたときは最高だった。楽しくてわくわくした。

- だから中指をしょっちゅう見せてくれるのか?

- (両手中指を立てる)

- すごいな、両指とも生えそろってる! これまででいちばん気に入らない場面は?

- 救出されたときだ。ベッドに縛りつけられたまま、ハンターたちの拷問が永遠に続けばいいと思ってた。

- レイエスみたいに苦痛が好きなのか? なるほど。趣味は?

- おまえは本当にいいやつだな。質問の答えだが、セックスって言えば嘘になるだろうな。

- じゃあ、編み物とでも書いておくか。家事の担当は?

- なんでも言われればやる。

- そりゃ良かった、このインタビューが終わりしだいルシアンに伝えておくよ。

- おいおい、これが終わったらおまえと熱いキスを交わすつもりだったのに。

- やっぱりな! おれに気があるのはわかってたよ。

- おまえに惚れてる。

- 知ってるよ。さて、家の役割分担でいちばん嫌いなのは?

- 敵を倒すのが大嫌いだ。

- 自分のことを話してくれ。

- 不細工で、ばかで依存心が強い。ああ、あと弱い。おれは本当の腰抜けだ。

- 悪いがおれたちの関係はおしまいだ。冴えないやつとは付き合わない主義でね。おまえたちの家が女どもに占拠されていることについてどう思う?

- 醜い女ばかり毎日見るなんて堪えられない。

- いちばん頭がいい戦士は?

- そんなやつは誰もいない。おれたちは皆、底なしのばかだからな。

- へぇ、意見が一致したな。

- (中指を立てる)

- ハンターたちがパンドラの箱を見つけておまえの命を奪うまで二十四時間しか残されていないとする。残りの時間をどう過ごす?

- めそめそ泣いて、抵抗もせずそのままやられる。

- 好みの下着は?

- 両方のタマがぎゅっと締めつけられるようなやつが大好きだ。

- これまでで最高のインタビューだった。ギデオンのやつ、何度もおれのいちばんのファンだってことを教えてくれたよ。
※編集部注:このインタビューはギデオンがスカーレットに出会う前に収録されたものです。
INTO THE DARK
by Gena Showalter
Copyright © 2010 by Harlequin Enterprises Ⅱ B.V./ S.a.r.l.







